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莫大な借金から家族を守る!
相続放棄と「その後」の財産処分を無事に完了させた事例

① 事例

【被相続人】 夫(鈴木 一郎)
【ご相談者】 妻(鈴木 美咲)、一郎のご両親
【相続財産】 自宅不動産、自動車、預貯金、会社株式
【消極財産(借金)】 会社経営に伴う多額の連帯保証債務

【ご相談の経緯】

会社を経営していた夫の一郎さんが急逝され、妻の美咲さんとご両親が当事務所にご相談にいらっしゃいました。
一郎さんの遺産には、ご自宅や自動車、会社の株式などがありましたが、それ以上に、会社の事業資金として借り入れていた莫大な借金(連帯保証債務)があることが判明しました。 「到底払いきれる額ではないため、相続放棄をしたい」というご希望でしたが、美咲さんを悩ませていたのは「残された家や車、携帯電話などをどう扱えばいいのかわからない」という点でした。
勝手に処分してはいけないと聞き、今後の手続きに不安を感じてご相談にお越しになりました。

② 解決方法

【まずは迅速に相続放棄の手続きを】

莫大な借金を背負わないためには、家庭裁判所での「相続放棄」が必須です。
まずは美咲さんとご両親について、速やかに相続放棄の申立てを行いました。 ただし、ご両親が放棄をすると、法律上、次順位である一郎さんのご兄弟に相続権(と借金)が移ってしまいます。そこで、当事務所からご兄弟へ丁寧に事情をご説明する通知を送り、ご兄弟にも無事に相続放棄の手続きを取っていただきました。

【「相続財産清算人」の選任申立てによる財産処分】

全員の相続放棄が完了しても、それで「すべて終わり」ではありません。残された不動産や自動車などの財産は、放置し続けることができず、かといって自分たちで勝手に売却することもできません。 そこで弁護士が代理人となり、家庭裁判所へ「相続財産清算人(遺産の清算手続きを行う専門家)」の選任申立てを行いました。
無事に清算人が選任された後は、その清算人の主導によって不動産や自動車、株式などが適法に売却・処分され、美咲さんたちは一切の負担から完全に解放される形で解決に至りました。

相続税申告書と戸建の模型

③ 弁護士のコメント

多額の借金がある場合、まずは「相続放棄」を検討するのが鉄則です。 しかし、相続放棄は「手続きをして終わり」にならないケースが多いのが非常に難しいところです。ご自宅や車などの財産が残っている場合、次に財産を管理する人が決まるまでは、手放したはずの財産を適切に保管する義務が残ってしまうことがあるからです。 さらに、不用意に遺品を処分してしまうと「財産を受け入れた」とみなされ、莫大な借金を背負わされるリスクすらあります。
今回の事例のように、弁護士を通じて「相続財産清算人」を選任することで、法的に安全かつ確実に財産を手放すことができます。

「相続放棄をした後の財産をどうすればいいか」とお悩みの方は、トラブルになる前にぜひ一度ご相談ください。

法律相談をご希望の方は、問合せフォームよりご連絡ください。

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