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リスクもある!! 駐車場経営のトラブル

駐車場経営は、どんなリスクを内在しているのか?

「空いている土地があり、寝かせておくのも勿体ない。」

このような理由で駐車場経営に取り組む人も、昨今では珍しくありません。自分は何もしなくても駐車料金が入金され、管理は管理会社に委託しておけば、自分の時間や労力を使う必要もありません。

駐車場経営のメリット

駐車場経営のメリットは、参入障壁の低さです。立体駐車場となれば、それなりの投資が必要ですが、青空駐車場であれば設備投資は最小限で済みます。

また、駐車場には用途転用がしやすいというメリットも存在します。

通常の賃貸経営では、賃借人は借地借家法により保護されており、不動産の他用途への転用は契約上の理由から、時間がかかることがあります。しかし、駐車場の利用契約は借地借家法の適用外であり、事前通告のみで利用契約を解除可能です。そのため用途転用を行う際は、契約上の制限なく取り組むことが可能なのです。

そして、駐車場は賃貸物件等に比べれば、立地を問わず収益化が可能だと言われています。これは駅や都市部以外でも、駐車場には一定のニーズが常に存在するためです。

駐車場経営のデメリット

デメリットは固定資産税が更地評価であり、住宅用地の6倍程度になることもあり、税制上のメリットがありません。相続税評価も更地と同じになるため、この点もデメリットと考えられます。

訴訟に発展するトラブルもある?

月極駐車場であれば、近所の顔見知りの人や企業に貸し出して、決まった顧客から料金を徴収可能です。このようなケースではトラブルは起きにくいでしょう。

しかし、コインパーキングを経営する場合は多岐に渡る利用者がいることで、それが要因でトラブルに巻き込まれることもあります。

駐車場経営のトラブルには①接触事故、②窃盗、③周辺住民からの苦情が挙げられます。

①接触事故
場内では入出庫が繰り替えられることで、常に車や人の出入りが発生しています。このため車同士、或いは車と人の接触事故が起きることが想定されます。

②窃盗
駐車場内での窃盗事件は決してく少なくありません。「場内での窃盗には責任を一切負わない」旨の看板を見かけますが、明らかな管理懈怠や駐車場側の落ち度があれば、一定の責任を負わなければならない可能性も出てくるでしょう。

③周辺住民からの苦情
駐車場の利用者が夜中でもエンジンをふかしていたり、駐車場がたまり場のようになってしまい、周辺住民から苦情が起きるというケースもあります。解決には時間を要するために、こちらも問題が長期化しやすいと言えるでしょう。

これらのトラブルは、いずれも訴訟に繋がる危険性も孕んでいるため、十分注意が必要と言えるでしょう。

【弁護士の一言】

駐車場経営は、建物を保有するアパート経営に比べて、参入障壁も低いと言えます。もっとも、トラブルが全くないわけではなく、賃料未了の状態で車両を放置されたりすると、非常に解決困難なトラブルに見舞われることも多いです。
この車両の放置がされてしまうと、勝手にレッカーで処分するようなことは当然できず、最悪、訴訟等による強制執行手続にて解決しなければならないケースもあり得るので、やはり駐車場経営をスタートする際には、そのリスクも知った上で取り組む必要があるといえるでしょう。

【監修 弁護士 山村暢彦】

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