横浜で相続や不動産トラブルに直面している方へ。
相続問題や不動産に関するトラブルは、家族や財産に大きな影響を及ぼすため、的確な方針設定と対応が求められます。こうした問題の解決には、専門知識を持った弁護士のサポートが欠かせません。しかし、どの弁護士を選べばよいのか、悩む方も多いのではないでしょうか?
この記事では、横浜で相続や不動産トラブルを抱えている方が、失敗しない弁護士選びをするためのポイントを解説します。
1. 横浜での弁護士選び|相続・不動産に特化した専門性が重要
相続問題や不動産トラブルは、法律の中でも専門的な知識が求められる分野です。横浜で相続や不動産に強い弁護士を選ぶ際には、まず専門性に注目しましょう。
(1)相続に強い弁護士の選び方
相続トラブルには、遺産分割や遺言書の有効性を巡る争いなどが含まれます。特に、横浜のような都市部では、不動産が絡む相続問題が頻繁に発生します。例えば、相続財産に含まれる高額な不動産の評価額を巡る争いや、相続財産の使い込みを巡る訴訟などが、その代表です。
「専門性」というのは、なかなか分かりづらいものですが、その事件に注力しているかどうか、案件の処理数や事務所の中で、何割程度がその分野を締めているかを聞いてみるとよいでしょう。仮に事務所事件全体の3割を相続案件で締めているような事務所でしたら、事務所の人員やメンバーも相続事件を処理することに最適に配置されている可能性が高いです。
相続事件については、遺産分割調停・審判事件自体は、非常に数も多い手続きではあるのですが、その事件から派生する訴訟事件は数も少なく、複雑な訴訟であることが多いので、単純な相続事件の取り扱い数だけではなく、込み入った相続特有の訴訟経験の有無などを聞いてみてもよいかもしれません。
遺産分割調停・審判から派生する事件としては、①遺言書無効確認訴訟、②相続人の地位確認訴訟、③遺産確認の訴え、不当利得返還請求訴訟などが多いです。特に、相続財産の使い込みに関する「遺産確認の訴え、不当利得返還請求訴訟」に関しては、訴訟に発展してしまうと、非常に解決期間や解決コストがかさむこともあります。そのため、言い方は悪いですが、「200~300万円の使い込み」であれば、真実を求めて裁判を行うよりも、泣き寝入りしてでも相続財産全体の遺産分割を優先したほうが良い、といった状況判断もあり得るのです。
このように、特殊な訴訟に発展する事件でなくとも、その訴訟経験を背景に状況判断するような必要があります。
(2)不動産トラブルに強い弁護士の選び方
不動産トラブルには、土地の境界線を巡る争い、賃貸借契約に関する問題、建物の立ち退き請求などがあります。横浜の不動産市場は、都市部ならではの問題と、周辺地域の特性を反映した問題が複雑に絡み合うため、地域特有の知識が重要です。
不動産に強い弁護士は、土地の境界確定訴訟や、賃料未払いに対する明渡し請求、不動産売買契約のチェックなどに豊富な知識と実績を持っています。また、横浜市内の不動産特有の課題にも精通している弁護士を選ぶと、より的確なサポートが得られます。
2. 弁護士選びのチェックポイント|横浜の相続・不動産問題に最適な専門家を見極める
横浜で相続や不動産問題を抱える場合、弁護士選びの際にチェックすべきポイントをいくつか紹介します。
(1)地域密着型の弁護士かどうか
横浜の相続や不動産トラブルに詳しい弁護士を選ぶには、地域密着型の弁護士を探すことが重要です。地域密着型の弁護士は、横浜の土地柄や不動産市場の動向、相続税に関する地域特有のルールなどに精通しています。また、横浜家庭裁判所での調停や審判の手続きにも慣れているため、スムーズに進行できる点が強みです。
(2)相談料や費用の明確さ
相続や不動産トラブルは、手続きが複雑で長期化することも少なくありません。弁護士費用が明確であることは、依頼者にとって安心感をもたらします。相続や不動産案件は、数年単位など、長期的な依頼となることが多いです。そのため、複数の事務所を回るなどして、信頼できる、コミュニケーションが取りやすいと感じる弁護士を探すのが良いと思います。
弁護士費用については、どうしても不確定的な要素について追加支払いがでるケースもありますが、「どんな場合だと、この費用以外にお金がかかりますか?」など、失礼だと思わずに聞いてみるとよいでしょう。個別的な見積もりが、依頼当初に算定できずとも、「こういうケースだと追加の費用をいただくケースがあります。その場合は、状況によりますが、●●万円が目安です。」といった概要の説明を受けることはできると思います。
3. 横浜で弁護士を選ぶメリット|相続・不動産トラブルの早期解決へ
横浜で相続や不動産問題を抱えた際に、地元の弁護士に相談するメリットについても理解しておきましょう。
(1)地域特有の問題に対応できる
横浜の弁護士は、地域の特性に基づいた問題に精通しています。例えば、横浜の不動産相場や相続税の評価額について理解があるため、適切なアドバイスが可能です。また、地域特有の法規制や、横浜市内でよく見られる遺産分割の紛争事例についても熟知しています。
(2)地元でのネットワークを活用できる
横浜で活動する弁護士は、地元の司法書士や税理士、不動産鑑定士などの専門家と連携しやすい点もメリットです。相続や不動産トラブルの解決には、複数の専門家のサポートが必要になることも多いため、地元のネットワークを活用できる弁護士を選ぶとスムーズに解決に導けます。
(3)迅速な対応が可能
横浜で弁護士に依頼することで、地元での対応が迅速に行えます。例えば、横浜家庭裁判所での調停手続きや、地域内での面談が必要な場合にも、すぐに対応してもらえる点が大きな利点です。これにより、相続問題や不動産トラブルの早期解決が期待できます。
まとめ|横浜で相続・不動産トラブルに強い弁護士を選ぶために
横浜で相続や不動産トラブルに直面した際には、専門性と地域密着型のサービスを提供する弁護士を選ぶことが成功の鍵です。
【弁護士の一言】
相続や不動産の事件は、数年単位の依頼になることが多いので、専門性や地域性に配慮して選ぶことも大事なのですが、人としての相性を踏まえて、弁護士を選ぶのがよいと思います。
弊所に限って言いますと、「相談しやすい。ちょっとした疑問も聞きやすい。」、「安心できる。」などとおっしゃっていただく事が多いです。
弁護士に依頼する案件では、任せていれば弁護士が上手くやってくれるというよりも、弁護士と共に二人三脚で、状況判断して進めていくような案件も多く、この人とだったらチームを組めるな、二人三脚で進めていけるな、という基準も大事な要素かなと思います。